布おむつの洗い方|おむつなし育児との併用で、洗濯をもっとラクに

布おむつ育児に興味はあるけれど、「洗濯が大変そう…」「どう洗ったらいいの?」
実際、毎日の洗濯は手間がかかるし、汚れ落ちも気になるところ。

この記事では、筆者自身のリアルな体験をもとに、布おむつの洗い方や、「おむつなし育児」との併用で、洗濯物を減らした工夫をご紹介します。
布おむつ育児のハードルを少しでも下げられるよう、実践的なアイデアを詰め込みました。

 

 

 

布おむつの洗い方

我が家では、日中はつけおき、夜に予洗いして、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗うスタイルでした。
以下に詳しくご紹介します。

つけおきのコツ

つけおき水には何を入れたらいいの?
ミョウバン・重曹・クエン酸など、いろいろな情報があって迷いますよね。
私も最初は混乱しました。

調べてみると、排せつ物の性質に合わせた、つけおき方法があることがわかりました。

おしっこ汚れ:弱アルカリ性 → 酸性のクエン酸で中和
アンモニア臭や雑菌の繁殖を抑える効果があります。

うんち汚れ:たんぱく質中心+脂質+色素などの複合汚れ
40℃前後のぬるま湯に酵素系漂白剤を入れてつけおきすると、酵素がたんぱく質を分解してくれます。

我が家では、バケツを2つ置くスペースがなかったこともあり、基本的にクエン酸でつけ置き。
うんちは1日1〜2回程度だったので、固形物を取り除いて軽く洗ったあと、クエン酸水に入れていました(正直、面倒でまとめてポチャン…笑)

ポイントは布おむつは水面から出さず、完全に水に浸すこと
湿った状態の布が空気に触れていると、カビや雑菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。

赤カビがついてしまった場合は、酵素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を入れたぬるま湯につけおきすればOK
「赤カビできたら撃退!」くらいの気持ちで、気楽に構えて大丈夫です。

おしっこの場合

めんどくさがりの私は・・・予洗いせず、そのままクエン酸水にポチャン。
夜にお風呂でバケツをひっくり返し、お風呂の残り湯をつかって洗ってすすぎ、絞って洗濯機へ。
他の洗濯物と一緒に洗っていました。

うんちの場合

固形物はトイレへ。
抵抗がある方もいるかもしれませんが、トイレの水でゆらゆらさせて汚れを落とすこともありました。

こすらないと取れない汚れは石鹸で手洗い。
黄ばみが残っても、天日干しでほぼ消えました

うんちに含まれる「ビリルビン」という成分は、紫外線に当たると分解され、シミを落としてくれるそうです。
(そういえば、次男が赤ちゃんの頃、黄疸検査で引っかかり、紫外線を浴びた病室で過ごした日々を思い出しました)

それでも落ちない汚れは、酵素系漂白剤で撃退

最初は丁寧に洗っていましたが、太陽が黄ばみを取ってくれるし、落ちなければ酵素系洗剤につければいいや…と、だんだん雑になっていった記憶があります(笑)

汚れがそこまで気にならなければ、楽な洗い方を選ぶことで、手間を減らすことができると感じました。

 

洗濯を楽にする方法

根本的に洗濯をラクにするためには、洗う布おむつの枚数を減らすこと。
つまり、布おむつで排泄する回数を減らせば、洗濯の手間も減ります。

我が家では「おむつなし育児」を取り入れたことで、布おむつの使用枚数が自然と減っていきました。

おむつなし育児とは?

赤ちゃんが「おむつの外」で自然に排泄する機会をつくる育児スタイルのこと、です。
(本当はもっといい表現があるんでしょうが、簡単な表現にさせてください)

我が家では「おむつなしタイム」を設け、起床後や食後など、うんちが出そうなタイミングで下半身すっぽんぽんで過ごしていました
下にはペットシーツを敷いて、おしっこ・うんちが出ても大丈夫なように。
ペットシーツに出たうんちは、トイレに流して、丸めてポイ。

毎日同じタイミングでおむつなしタイムをしていると、子どもがその時間にうんちをするようになり、布おむつにうんちがつく頻度が減っていきました。
おしっこも、月齢が上がるにつれて間隔があき、結果的に布おむつの使用枚数が減って、洗濯の手間も減っていきました。

 

実際に見える排泄の様子

丸だしなので、排泄の様子がとても分かりやすく、うんちやおしっこのときに、お尻をもち上げるなどの動きが見えます
「赤ちゃんながらに感覚としてわかってるんだな」と感動しました。

おすすめのタイミングは、ズリバイやハイハイで動き回る前、そして離乳食が始まり、うんちが形になってきた頃
トイトレ期にも効果的で、解放空間での排せつに慣れていたため、「おむつじゃないとうんちできない問題」が起きなかったのも嬉しいポイントです。

ちなみに、「おむつなし育児をすると、排泄前のサインがわかるようになる」と言われますが、私はまったく分かりませんでした(笑)
きばるときに口角が上がる長男に対して、すまし顔でうんちをする次男…人それぞれで面白かったです。

月齢が小さいうちは大変ですが、成長とともに排泄間隔があいてくると、布おむつが濡れていない時間も増えて、手間が減っていくのを実感できました

 

まとめ

① 布おむつの洗い方

つけおき

・おしっこ汚れ(弱アルカリ性)→ クエン酸水で中和
・うんち汚れ(たんぱく質中心)→ 酵素系漂白剤+ぬるま湯

おしっこ汚れ(我が家の場合)

・そのままつけおき水へ入れてOK
・夜にまとめて予洗い → 洗濯機で洗う

うんち汚れ(我が家の場合)

・固形物を除去 → 石鹸で手洗い → 洗濯機 → 天日干し
・落ちない汚れや赤カビは酵素系漂白剤でつけおき

② 洗濯を楽にする方法

究極は、洗う布おむつの枚数を減らすこと
布おむつでの排泄回数を減らすことで、洗濯の手間を減らせました

そのためにおすすめなのが「おむつなし育児」

たとえば、毎日起床後や食後など、うんちが出やすいタイミングで「おむつなしタイム」を設けると赤ちゃんがその時間にうんちをするようになり、結果的に布おむつにうんちがつく頻度が減っていきます
※下にはペットシーツを敷いて、汚れたらそのまま捨てられるようにしておくと安心です。

 

おむつなし育児と布おむつ育児を組み合わせた“ハイブリッド育児”は、洗濯の負担を軽くするだけでなく、子どもの排泄感覚を育む貴重な時間にもなりました

「できることを、できる範囲で」
そんな気持ちで、布おむつ育児を楽しんでみてください。